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写真生活

写真撮影そぞろ歩き

Pentax Qを買って良かったというのはまずはサイズだね。

こないだ自作した片手用ストラップの自画自賛になってしまうが、あれだけ付けて本体を握りこむと、ボディはすっぽり手のひらに収まって、外からは全く目立たなくなってしまう。

街なかではひったくりも多発しているベトナムではこのステルス性というか、ロープロファイルなところは大変ありがたい。

また、街中での撮影でも威圧感がないというのも良いよね。

自転車でのツーリングの時は小さ目のハイドレーションパックを背負っていくんだけど(乾季じゃ必須)、この小さいバックパックにも丸ごと収まってしまう。交換レンズ持っても重さもそれほど気にならない。

Wildflower

↑ツーリングの時、田んぼのあぜ道で見つけた野草。

勿論サイズと重量の利点もあるんだけど、やっぱり「小さくても一眼」だけあって、レンズが明るいのは良い。

夜、ブンタウの街を涼しい海風に吹かれながら歩いている時、時々撮りたい風景に巡りあっちゃったりするんだけど、暗いところでもかなり見たままに再現してくれる。01と呼ばれる単焦点はともかく、02のズームは暗い暗いと言われているようだけど、そんなことないと思う。

Sugarcanesqueezer

↑近所のBa Cu通りに出ているサトウキビ汁の屋台。チープな蛍光灯の感じが良く出てると思う。

それから、起動とオートフォーカスが速いのもいい。

オリンパスのコンパクトデジカメ(SZ-20)を仕事用とツーリングのスナップ用に使ってるんだけど、これがスイッチを押してから一呼吸置くのに対し、Qはほぼそのまま即座に撮影に移れる。

Moonflowers2012feb05

↑マグノリアの一種だと思うけど、乾季の花と月。

電池の持ちは、元々の撮影スタイルが多くても1回あたり30ショット程度しか撮らないもんだから、あまり言う資格がないかな?これは銀塩カメラ時代の名残なのだと思うけど。

Copyright/BigKat2012

デジイチ用ケース

PentaxQが小さいのは大変いいことなんだけど、困るのはカメラ全体を収納できるケースとかカバンだ。

とにかく小さいので、通常のデジカメ用のポーチなんかでは出っ張ったレンズ部分が入らない。また、他のデジタル一眼用のケースなんかは大きすぎる。

そこで困ったときはホーチミンシティ。

街なかにある丸ごとアウトレットみたいなサイゴンスクエアあたりに行くと、カメラケースも見つかる。

Pentaxq_kit2012jan

今回発見したのはクランプラーの三角バッグの新バージョンだ。これまで、ズームレンズ付きの一眼レフを下向きに収納する逆三角形のバッグがあったんだけど、今回見つけたのはこれの最小サイズ。これまでの観察だと大小2サイズの展開だったけど、今シーズンから更に小さい極小が加わったらしく。良いタイミングでゲットできた。29万ドン(1000円強)なんであまり安くないけど、気に入ったデザインなんであまり値引き交渉もしないで即決した。

逆三角形の本体にウェスト/ショルダーストラップが付いていて、クイックリリースのバックルが付いている。体に当たる面はパッド入りのメッシュ素材で暑い季節でも快適だ。ジッパーを開けると仕切りがあって、メモリカードやリモコンも入れられるようになっている。メインの気室は100円ショップで買ったポーチに入れたズームレンズ&魚眼コンバージョンレンズを底に収納し、その上に単焦点レンズを付けた本体を乗せるとピッタリ収まる。予備電池も楽々収納可能。

レンズ付き本体+交換レンズ2本に電池とリモコン、予備メモリカードのシステム全部入れてこの大きさ。ラブリーっす!

Copyright/BigKat2012

デジイチ用ストラップ

さて、こないだ悩みに悩んだ挙句に買ったPentaxQだけど、流石にデジイチだといろいろ周辺機器が必要だ。

取り回しも腫れ物に触るようになんてできないので、機動性第一だからレンズの保護用フィルターとケースは必須と思って買った。

Penq02strap

↑純正ケースを外してストラップだけの持ち歩きスタイル。落としやすい連zyキャップには携帯電話用の伸縮コイルをカッティングシートで取り付けてみた。

このケースはいいんだけど、カメラのボディの両端にストラップをつけて首から下げる方式だと、どうしても「おのぼりさん風」になってしまうし、ベトナムのひったくり状況を勘案すると、丈夫なストラップで首から下げるのはキケンでもある。

なもんで、片方だけに取り付けるハンドストラップなるものを探してみたが、これが結構高い。

しかもほとんどがセキュリティを考慮してだと思うが、手首に通す長さなので、手のひらに通してきちんと固定したい、またポーチなんかに収納するときにもたつかない、という風に思うとちょっと長すぎる。取り落とすリスクを考えるとストラップは必須なんでちょっと困った。

Penqstrap02

↑片手でのホールド状態。本体が軽いのでこのくらいのストラップで全く問題なし。バッグに押し込んでもモタモタしない。速写スタイルであります。

そこで、DIYで何とかできないかと思って、DIYの王国ジョイフルホンダに行って、材料を探してみた。お目当ては革細工のコーナーだ。

案の定革紐が何種類も置かれてて、測り売りしてもらえるらしい。

それから金具類も豊富なんで、なんぼか組み合わせればできそうだ。

結局イタリア製の革紐を50㎝、それに真鍮製のバックルを2つ、更にリベットを一袋買って家に帰り、ああでもない、こうでもないと組み合わせを試してみた。プラスティックのバックルなんかで取り外し自由にもしたかったが、残念ながら部品がない。

PentaxQのストラップガイドは8mmくらいの革紐ならなんとか通るので、ちょっときついけれどもペンチを使って通して見た。手のひらの外周に合うように長さを調節して、余った部分は持ち手の内側に強力タイプの両面テープで張り付けて補強してみた。茶色の本革ストラップで、ホールド感も仕上りも収まりもなかなか自画自賛したいデキになった。

ちなみに材料費は約1000円。

純正ケースの方にネックストラップは取り付けてあるので、必要に応じておのぼりさんモードにもできるし、そうなってもそんなに邪魔にならない。

この程度のストラップで取り回しできるというのも軽量なQならではの事。ボディカラーにもよるけど、真っ赤というのもデザイン的にありかなあ、とか思ったりして。

Copyright/BigKat2012

デジタル一眼萌え

その昔、高校生の時にオヤジのカメラを借りて…というか実質貰って、卒業アルバム用のスナップ写真を撮っていた。

当時はオートフォーカスなんてないので、借り受けたキャノンのFtbはマニュアルフォーカスで、勿論一眼レフである。近眼の自分はちょっと苦労しながら写真を撮っていた。

Penq01
☆こいつがペンタックスQ。こうしてみるとフルサイズのデジタル一眼みたいですが・・・。

時は移り、オートフォーカスが実用化され、カメラはどんどん小さくなって行き、更にはデジタル化されてしまった。今度は画素数競争が勃発し、あっという間に1000万画素なんていうことになった。今ではコンパクトデジカメでも1600万画素、ズームも10倍以上でしかも1万円以下!なんていう状況だ。

正直、これだけの機能と性能を詰め込んでこの値段では、製造メーカーの皆様も報われないのではないかと本気で思いますな。ついでにスマホのカメラも馬鹿にできないから、ますますコンデジ界の将来は不透明だ。

ところが、最近デジタル一眼の中に初心者向けの製品が出てくるようになり、カメラ任せの撮影に一味加えられる、ちょっと高いやつらが選べるようになってきた。そこでムクムクと昔の一眼レフの感触を再び、という欲望が盛り上がってきたというわけ。

で、いろいろ見てみるとここにきて価格もこなれてきて、複数の交換レンズが組み合わせてあるキットも射程圏に入ってくるようになった。個人的に最初に惹かれたのがLumixGF2で、それからオリンパスのPenNikonV1/J1シリーズと家電量販店を回って触ってみる羽目に。

結局選んだのはペンタックスのQ。決め手はもーサイズ。レンズは独自規格だけど、恐ろしく小さくて、標準の単焦点レンズならコンデジとほとんど変わらない大きさだ。勿論本格一眼に比べると画質なんかでは劣るけど、自分の場合どう転んでもデカいカメラは持たないし、持ち出さない。カメラは取りたいときにさっと持ち出してさっと撮ることができなければ意味がないという考え方なので。オリンパスPenも良いんだけど・・・やっぱりちょっと大きい。NikonV1のファインダーには後ろ髪引かれたけど、やっぱりこれも重い。

Penq03inbag


☆ちょっと大きめのEagleCreekのウェストバッグにこういう風に収まっちゃうところがすごい。ちなみにこれは単焦点レンズ。

一方Qは、正直ズームレンズとかみててもオモチャみたいな大きさで、携帯するのにも全く違和感なし。

それから、小さいけどマグネシウムボディにギッチリ組み込んだ、グッとくる凝縮感が、「小さいガジェット好き」の部分をコチョコチョと(^_^;)。更にダメ押しがポップアップ式の内蔵フラッシュで、明らかにガンダム入ったメカニズム設計に押し倒されました。Nikonもポップアップするんだけど、単純に上方に突き出すだけで関節がないのでガンダムっぽくない()

しかし、純正のジャケットとストラップで首から下げていると、ヨメから「おのぼりさんみたいで…(以下略)」と言われ、カメラおじさんとしては複雑な心境です。

Copyright/BigKat2012

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