(5)とにかく聞いて聞いて聞きまくる
その例が(1)とか(2)なんですが、それに加えて僕は首都圏で聞ける米軍関係者用の放送NPR(Natinal Public Radio)を聞いていました。毎時ニュースも流れますし、面白い番組もたくさんあります。このラジオ番組を聞いていて良かったことは、アメリカに来てからもやってますんで、カートーク(Car Talk)とか聞いてるとなんだかほっとするというか、家に帰ってきたような(笑)気分になりますね。
その例が(1)とか(2)なんですが、それに加えて僕は首都圏で聞ける米軍関係者用の放送NPR(Natinal Public Radio)を聞いていました。毎時ニュースも流れますし、面白い番組もたくさんあります。このラジオ番組を聞いていて良かったことは、アメリカに来てからもやってますんで、カートーク(Car Talk)とか聞いてるとなんだかほっとするというか、家に帰ってきたような(笑)気分になりますね。
留学だとこれは必須なんですが、そうでなくても試験を受けるというのは非常にいいプレッシャーになります。英語とかの勉強で「なんとなく派」の弱いのはここです。とりあえずの目標がないから身に付かないと。だったら目標を作ったらいいではないかと。 勉強のし始めに一発受けてみると良いと思います。そうすれば、自分の実力が一目瞭然です。それから「次の目標は500点」とか目標を決めてやれば真剣味が段違いです。
もちろん、TOEFLにしてもTOEICにしても高得点=高コミュニケーション能力とはならないのが悲しいところですが(どっちもスピーキングの試験はないに等しい)、それでも読んでいる英文が理解できる、相手の言っていることがわかる、という点は大事です。 それに人間はやはり犠牲を払わないと身に付かない、要するに試験費用を払って「元を取ろう」という気持ちがないと本気になれないというのはあると思います。TOEFLで1万5千円くらい、TOEICでも1万円弱を自腹で払わないといけないってことですかね。
これって全くの我流なんですが、多分一番効果があったやつです。
アメリカはオーディオブックスという、朗読をテープに吹き込んだ奴がポピュラーで、たいていの書店かなりの種類がおいてあります。日本でも紀伊国屋とかに行くと、売れセンの作品は結構置いてあります。で、そういう売れセンの作品はたいていペーパーバックも一緒に売っていて、そんでもって映画化もされてますから、近所のレンタルビデオ屋でビデオを借りることもできます。
これも(1)の興味がもてる原則に従うべきで、自分が興味なさそうな奴だ買っても無駄でした。僕の場合は(1)ビデオを見て面白いと思う奴を目当てに(2)オーディオブックを買う(3)ペーパーバックを買うというパターンでした。オーディオブックは3~4千円で、ペーパーバックは1~2千円で買えます。
たとえば、僕が面白いと思って分量も適当だったのは「マディソン郡の橋」でして、かなりメロドラマ風な内容なんですが、これが泣けます。カセットも2本ですし、ペーパーバックも薄くて最後まで飽きずにやれました。NHK教育ラジオの「原書を読む」でもしばらく解説付きでやってました。おもしろさでいうと「フォレスト・ガンプ」もいいんですが、これは原作がフォレストのマチガイだらけの綴りそのままの記述なので、「正しい英語」でない、という問題がありました(笑)。でも、ペーパーバックには映画では省略されているエピソードもたくさん入っていて面白かったですけど。
僕は会社に通勤するとき、社宅から駅までが片道2キロ半あり、歩いて30分くらいだったので、行きしなウォークマンでオーディオブックを聞きながら歩き、電車に乗ってから聞いた部分を今度はペーパーバックで読んでました。こうすると聞き取れなかった内容をもう一度目で読んで確認することができて、意味もよくわかるということになります。
まず、目的なんですけど、僕の場合にはMBA留学という大目的があったので別に悩むことはなかったのですが、往々にして「とにかく英語が上手くなりたい」という人がいます。「どうして?」と聞くのですけど、なんとなくかっこいい、とか、あるいは、英語くらいできないといけないかと思って、とかいう答えを聞きます。そういうのもアリなんでしょうが、なんとなく習っている英語は身に付きません。
お手軽なのは駅前留学なんかの英語学校にちまちま通うということなんでしょうが、この手の英語学校は講師の質が良いという噂を聞いたことがありません。それに会社員だと会社で斡旋される英語教室に行くという手もあるでしょうが、これも無目的では絶対に上達しません。
たとえMBAとかで留学したとしても、英語の上達の仕方は本当に目的次第です。たとえば、中国(中華人民共和国の方ね)からの留学生はもともと優秀な連中が多いこともありますが、彼らはできればアメリカに残って生きたいと思っていますから、「いずれは帰国しよう」と思っている日本や韓国の学生とはかなり姿勢が違います。MBAのプログラムでも、インターナショナルだけ、時には日本人だけ固まってこなせばなんとかなることも多く、自分で積極的に英語で勝負しようと思わなければなかなか使える英語が身に付きません。これも目的が成果に表れる例だと思います。
それから作戦ですけど、僕は野口悠紀夫の「超勉強法」を参考にしました。こう書くとなんだか味気ない気もするんですけど、野口のおじさんの言う「勉強も技術が要るんだ」という主張には納得できるところがあります。この本は英語の勉強の仕方に関してかなりの部分を割いているので、参考になる部分が必ずあると思います。
そんでもって、彼の主張を丸飲みにするのもいいんですが、そこから何か自分にあったやり方を試行錯誤してみるといいと思います。野口のおじさんはまあ学者でごく平均的な普通の人より頭がいい(と思う)ので、時々「あんたはえらいけどワシにはできんわ」と思うことがあります。そういう時には自分にあったやり方を発明する必要があるわけです。
のっけから否定的なことを言うのもなんなんですが、やっぱり変な幻想を持っているより、現実を直視して、その範囲で効率的に通じる英語を身につけるというのが良いのではないか、と思って自分が実際に体験したことをちょっと書いてみます。MBA受験の英語というのはちょっと特殊になりますんで、ここでは「英語が上達したい」と思っている人に参考になるように書いてみます。
ちなみに、自分のバックグラウンドを書いてみますと、決して英語が好きで好きでたまらないという人間ではないですし、留学するまで英語を実際に使ったことはほとんど皆無でした。そんでもって30過ぎて本格的に勉強し始めて留学準備に1年半で渡米しました。
それではこういう「英語に縁の薄い」僕がどうやってやってきたかというと・・・。
(0)目的を持って作戦を立てる
(1)とにかく好きな、おもしろいと思える英文を読む
(2)オーディオブックスとビデオ、それにペーパーバックの併読をする
(3)教科書を一通りやってみる
(4)試験を受けてみる
(5)とにかく聞いて聞いて聞きまくる
・・・ということになるように思います。もちろん他にももっと効率の良いやり方はあるでしょうし、能力も人それぞれでしょうから、僕のやり方がいいかどうかはわかりません。何にしても自分に合ったやり方を発見すれば、かなり違うと思います。
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