レキシントンのローカルバーボン:Blue Grass Distillery
とかなんとか言ってるそばから一軒行ってみましたよ。
これまた近場、レキシントンの市街の北のハズレ、西6番通り(West Sixth Ave.)にある、Bluegrass Distilleryです。このWest 6thというのは、このへんじゃ有名なビールのマイクロブルワリーがあり、名前がWest6th。で、なかなかいい感じのエールを近隣に売っています。このBluegrass Distilleryもこの同じ資本みたいですな。
さて、やってきてみるとここはよく考えたら拙者がよくサイクリングで来る、Legacy Trailの南端ではありませんか。
なんだか来たことのある風景だと思った。しかし、近くを通ったけど、ここに蒸溜所があるなんて思いもしなかった。
代替平日の夕方の閉店間際なんで、お客なんて拙者しかいません。
ドアが空いているので入ってみると、これまたウッディなインテリアで、ここにもやはり大きなカウンターが。カウンターの中にはブロンドの痩せたお姉さんがいて接客してくれます。学生かしら、まだ若い。彼女ももう少しするとケンタッキーサイズになっちまうのかしら?(^_^;)と思いつつ、質問をしてみます。
マイクロディスティラリーということで、ラインナップは限られていますが、それでもウィーテッド、シングル・バレル、ブルーコーン、ストレートライの4種類。
個々の特徴は小麦を配合した製品が多いことで、ウィーテッドというのは小麦が21%入ってます。
「ちょっと味見させてくれる?」
というと、お姉さんは、試飲用のホントに小さいプラスティックカップを2個出して、シングルバレルとブルーコーンを注いでくれます。味見には十分な量。
最初はシングルバレル。
この蔵元ではスタンダードですが、小麦の配合を感じる柔らかな口当たり。アルコールが喉で滑っちゃうような尖り方はしてません。シングルバレルなんで、ばらつきがあるはずですが。
次にブルーコーン。
ブルーコーンは時々トルティーヤチップスになってたりしますが、75%配合でバニラの香りが加わるという触れ込み。ほんまかなあ、と思ったら、シングルバレルより更になめらかな感じがします。
その場で、シングルバレルのハーフボトルと、ブルーコーンのボトルを各1本買うことにしました。
四角いボトルと、クラフト紙っぽい風合いのラベルがなかなか粋です。ラベルには手書きでバッチナンバーと度数が書かれています。ラベルの中央には競馬の機種のシルエットが。流石にブルーグラスを謳うだけありますってことで。
ついでにマイクロディスティラリーツアー用のスタンプラリー帳みたいな手帳とステッカーを買いました。手帳にはこの近在のマイクロディスティラリーがカラー写真入りで20軒紹介されており、行った先々でサインをしてもらうという趣向です。なんだかお遍路みたいですな。だけど酔っぱらい(笑)。
お姉さんに「贈答用のラッピングできる?」と聞いたら「バブルシートでいい?」というので受けたら、プチプチシートで包んで、包装用シールを貼ってくれました。途中でシールが破れて貼り直したので、あんまり器用じゃないんだね。まあこんなもんだ。
外に出て、再びWest6thの店の前を通ると、半分が所謂Tap Room(ビアホール)になってて、こっちは平日の夕方だというのに、老若男女結構たくさんの皆さんがビールグラスを片手に談笑してます。空はスカッと晴れてちょっと暑い感じ。いやはや優雅な午後ですなあ。
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