ジョージタウンのローカルバーボン
さて、ケンタッキーの三大名物と言えば、タバコ、馬、そしてバーボン。
男を堕落させるギャンブルと嗜好品の産地ということですなあ(笑)。
ということでバーボンネタです。
ここんとこアメリカの好景気と、世界的にゼータクになったこともあり、バーボンの販売量はうなぎ登りらしい。ウィスキーの生産は樽に依る成熟期間の問題もあって、すぐには増やせないが、地元のバーボン産業ではすごい投資をしている状態ですな。
日本ではハイボールブームもあってウィスキーの消費量は低迷から回復ってことですが、他の国々はまだまだガンガン飲んでるってことですなあ。
こないだ持って帰ったブランドの中でも、エライジャ・クレイグも以前は年数表示をしていたが、最近は原酒不足ということもあって年数表示をやめている。アメリカンバーボンでは一番若い年数を表示する決まりらしいが。
それに、バーボンの場合、古けりゃ古いほど良いってわけでもないらしい。
さて、表題のローカルバーボン。
上に描いたような好景気で、バーボン産業ははっきり言ってバブってます。そのせいか、所謂スモールバッチのクラフト系バーボン蒸溜所もあっちこっちにできてます。日本でいうと秩父のイチローみたいなのがあっちこっちに、って感じです。
FBでは報告済みですが、ここジョージタウンにも、Bourbon30という酒蔵があります。
ホントの新興蒸溜所というよりも、廃業した業者の原酒を引き継いでいるという感じなんですが、長さ500mしかないジョージタウンのダウンタウンのメインストリートを一本外れた一角、わしらの好きなローカルフードレストランLocal Feedの隣に店があります。
田舎の雑貨屋くらいの小さなスペースにカウンターがあって、そこで店の陽気なお兄ちゃんが数人のお客を相手にしています。店の中には定番商品の棚、それにTシャツやら革細工の雑貨のコーナーもあり、全体的にウッディな雰囲気。
奥には樽からそのまま瓶詰めにしてるってコーナーもあります。
お兄ちゃんの隣におばちゃんがいて、変わったボトルを売ってるので聞いたら、「これは乳がんの支援団体のチャリティなの」とのことで、小生としては難しい立ち位置の製品ですなあ(^_^;)。
テイスティングは結構高く、ボトルの定番商品のテイスティングが15ドル、樽からのテイスティングはショットグラスがついて25ドルです。クルマで一人で来ているので、ここでテイスティングするわけにはいかんのが辛いところ。
定番は3品種で、Proof Aged, Small Batch, Single Barrel。1本40ドル以上するので、高級な部類のバーボンですな。奥にあった限定品はやっぱりシングルバレルで樽からそのままってやつでなんと130プルーフ。120ドルだそうで。瓶のデザインもかっこよくて良いんだけどねー。
↓これがBourbon30の店先。道路でBBQしてた(^_^;)。ちなみに会社からクルマで10分。
自分は洋酒は量が飲めないので、一旦買って外してしまうと大変もったいないんで躊躇することしばし。しかし、カウンターの奥にお試し用の2オンス(要はダブル)入り小瓶があったのでこれの90プルーフと40プルーフの2本を購入。1本12ドルもするんだけど、1本買って無駄にするよりは、ってことですな。両方共キャップに封蝋がしてあるという凝りよう。
なかなかいい雰囲気の店だったので、全体的にはマル。
持って帰ったミニボトルを鑑賞&テイスティングしてますが、風味は良いけど少し尖ったところがあるかなあ。自分はお子ちゃまなので、Maker's Markみたいなもう少し小麦の多いメローなタイプか、Woodford Reserveみたいな深い香りのあるのが好みかな。
あ、お子ちゃまはバーボン飲まないか(爆)。
そういやこないだどっかで飲んだイチローズモルトは美味かった。日本のウィスキーは確かにいいセン行ってます。
帰国までに、もう一箇所くらいクラフト系の蒸溜所を回ってみることにします。
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