レキシントンのサイクリングコース1:Lexington South High Bridge Course
レキシントンから南に行くルートはかなり慣れてきました。
今日はそのご紹介です。
出発はレキシントン市の南部地区ということにしておきます。このあたりは町並みも落ち着いていますし、お買い物スポットもたくさんあって便利ということもあって、日本人の皆さんもたくさん住んでいますしね。
[1]まずはシリートパーク
シリートパーク(Shillito Park)はレキシントン南部の大きな公園で、丁度お買物スポットであるフェイエット・モール(Fayette Mall)の裏側になります。モールとの間は線路があって完全に隔てられていますし、サイクリング用のルートもキチンと整備されているので、大変快適です。自分は普通、マノワー通り(Man’o War Blvd)を渡って、南から入ります。
シリートパークはジョガーは多いですが、自転車はあまり走っていません。歩行者に気をつけないと行けないです。
シリートパークを南から北に縦断すると、レイノルズ通りに出ますが、ここで西にハンドルを切って、広い歩道に出ます。ここには明確には自転車/歩行者兼用道の表示はありませんが、歩道ですが4mくらいの道幅はあるので、問題ありません。そのまま、道なりにキースシャイアーKeithshire通りを通って、レキシントンのダウンタウンを中心とする放射状道路の一つ、クレイズミルCrays Mill通りに出ます。
[2]クレイズミルを南下して、カッパーランを渡る
↑カッパーランを渡る公園内の橋。柳の木があって、なんだか和風(笑)。
クレイズミル通りには、かなりの部分自転車専用レーンがあります。ここを南下です。但し、これもマノワーを越えるとすぐ終わってしまうので、今度は西に舵を切り、トウェイン・リッジTwain Ridge通りに入ります。実は、クレイズミルから、隣の放射状道路であるハロッズバーグHarrodsburg通りまで行くには、なかなか良い道がありません。勿論マノワーを通れば行けますが、歩道を走ることになりますし、その歩道はコンクリートスラブ舗装なので、ロードバイクでは快適とは言えません。更に南のブラノンBrannon通りは路肩が殆ど無いし、高速で走る車が多いので、更にお勧めできません。
また、クレイズミルとハロッズバーグの間には、カッパーランCupper Runという小川があるので、この小川を越えるルートがなかなかありません。
そこで、このトウェイン・リッジです。ここはどん詰まりにドックウッドパークDogwood Parkという公園があるのですが、その中にこのカッパーランをまたぐ小さな橋があり、ハロッズ側に抜けることができるのです。ドッグウッドパークを東から西に横断したら、ドッグウッドトレースDogwood Trace通りを抜け、ハロッズバーグに突き当たります。
[3]ハロッズバーグをひたすら南下
↑ハロッズバーグは路肩が広くて走りやすいっす。
ハロッズバーグは大きな道路で、日本人の感覚ではもう高速道路ですが、途中までは路肩が非常に広く作られてある(1車線分丸々ある感じ)ので、街中の道路より走りやすいです。
ここをひたすら南下しますが、Rolling Hills が延々と続くこの地方の地形をジックリ味わえます。
2マイルほど下ると、ゴルフ場があり、そこの入り口からハロッズバーグと並行して走るバルバロBarbaro線に入ります。ちょっと右折ですぐ並行になります。
↑バルバロ線はほぼ専用道って言って良いかも。
ここは一般道ですが、道幅もあるし、車がほとんどこないので走りやすいです。しかも周囲はゴルフ場と牧場で、大きな街路樹も続いていますから、大変気持ちの良いコースです。時にリスが飛び出してくるので、要注意ですが(^_^;)。
↑ここから完全に専用道。区間は短いですが、全体で8マイルあります。
このバルバロ線も途中から自転車・歩行者専用道路になって、2マイルちょっとで終わってしまいますが、そこからハロッズバーグをまたいで反対側にもサイクリングルートがあります。一旦止まってハロッズバーグを横断して反対側に渡り、再びハロッズバーグに並行して南下します。このアルマハーストAlmahurst線も一般道ですが、バルバロ線と同じくほとんど車は来ません。
これまた途中から自転車・歩行者専用道路になるのが素敵なところで、ケンタッキーの自然を満喫できるルートです。これを3マイルほど走ると、三叉路の真ん中にFamily Martがあります!…といっても日本のファミマじゃなくて、シェルのガソリンスタンドに併設されているコンビニなんですが、ここまで大体15マイルくらいは走ってきているので、休憩にはもってこいです。外にベンチもありますし、軽食や水分補給にもピッタリです。でも、ロードバイクのライダーが居るのは見たことない…。
[4]ウィルモアという大学街
↑三叉路を過ぎてのハロッズバーグ。ここからはクルマとせめぎ合うので、結構神経使います。路肩の凹凸にも要注意。
この三叉路をどちらに行くかですが、僕は比較的車の少ない右を通っています。ここから先、普通の州道になって路肩も狭いですし、車も結構来るので、慎重に走ります。ここもハロッズバーグロードなんですが、アメリカの道路には大抵ある脱輪防止の凹凸、Rumble Road Stripがやたらと深く、下手にロードバイクのタイヤで突っ込むと制御不能なくらいガタガタします。
こういう時は下手に路側に寄らないで、逆に堂々と存在を誇示しつつ走るのが正解だと思います。ライティングのところでも書きましたが、赤点滅の尾灯だけでなく、ヘルメットの後ろの警告灯も点けて走ってます。
↑ウィルモアのアズバリー大学。レンガ造りの立派な校舎が続きます。
道路はイマイチなんですが、景色は良い感じです。このままウィルモアWilmoreと書いてある看板の交差点で左に曲がると、キリスト教系のアズバリー大学Asbury Universityのあるウィルモアという田舎町に着きます。ここは元鉄道の駅があって、近在の産物の積み下ろしで栄えた街だそうですが、今は大学が最大の産業のように見えます。
↑典型的な?田舎町のウィルモア。でも大学街なので、結構おしゃれな店もあったりします。
ホントに何もない感じなんですが、大学の施設は日本の一流大学にも勝てる感じ…というか、日本の大学がショボい…んですかね。アメリカの大学は持ってるお金の額が違いますからねぇ。
[5]29号線を南下、ケンタッキー河のほとりまで
さて、大学のキャンパスを抜けて、ウィルモアのダウンタウンに入ったところでまっすぐ南西に向かう、29号線に入ります。ここから先は誠にのどかな田舎道が続きます。時々飛ばしてくるピックアップトラックには要注意ですが、ストレスは相当下がります。
↑いわゆる高橋、のハイブリッジ。ケンタッキー川をまたぐ鉄道専用橋で、勿論現役。
ウィルモアから5マイルほどで、ケンタッキー川に突き出す丘の上のハイブリッジHigh Bridgeというところに着きます。ここはどん詰まりなので、これ以上南には行けません。
なんでハイブリッジ、かというと、ケンタッキー河が削った渓谷をまたぐ、高い橋=High Bridge of Kentuckyがあるからです。この「高橋」は鉄道専用橋なので、人間は渡れません。水面まで100m近くありますんで、渡るとしても相当勇気がいります。ここは公園になっていて、休憩所やトイレ、それにケンタッキー河の断崖から突き出した展望台もあるので、一息入れるにはもってこいです。
↑ハイブリッジの公園にある展望台。なかなかの景色です。
で、一息入れたらまた来た道を戻ることになりますが、春の景色は最高ですね。このルートで約40マイル(64km)強になります。午前中のライドとしてもちょうどいい距離ですね。さー帰ってラーメン食べるか(笑)。
↓今回のルートのGPSでログ。コースとしては単純です。
Copyright BigKat2018
« Thomsonのステムとシートポスト | トップページ | ジョージタウンのローカルバーボン »
「自転車」カテゴリの記事
- レキシントンのサイクリングコース1:Lexington South High Bridge Course(2018.06.24)
- カンパ化進展?~ホイール換装:ZONDA C17(2018.01.20)
- アメリカのハンドメイド~サイクリングキャップ(2018.01.04)
- とりあえずのアルテグラR8000(2017.10.21)
- 再びシマニョーロ化:カンパニョーロのカーボンクランク(2017.10.14)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント