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2018年6月

レキシントンのサイクリングコース1:Lexington South High Bridge Course

レキシントンから南に行くルートはかなり慣れてきました。

今日はそのご紹介です。

出発はレキシントン市の南部地区ということにしておきます。このあたりは町並みも落ち着いていますし、お買い物スポットもたくさんあって便利ということもあって、日本人の皆さんもたくさん住んでいますしね。

[1]まずはシリートパーク

シリートパーク(Shillito Park)はレキシントン南部の大きな公園で、丁度お買物スポットであるフェイエット・モール(Fayette Mall)の裏側になります。モールとの間は線路があって完全に隔てられていますし、サイクリング用のルートもキチンと整備されているので、大変快適です。自分は普通、マノワー通り(Man’o War Blvd)を渡って、南から入ります。

 

シリートパークはジョガーは多いですが、自転車はあまり走っていません。歩行者に気をつけないと行けないです。

シリートパークを南から北に縦断すると、レイノルズ通りに出ますが、ここで西にハンドルを切って、広い歩道に出ます。ここには明確には自転車/歩行者兼用道の表示はありませんが、歩道ですが4mくらいの道幅はあるので、問題ありません。そのまま、道なりにキースシャイアーKeithshire通りを通って、レキシントンのダウンタウンを中心とする放射状道路の一つ、クレイズミルCrays Mill通りに出ます。

[2]クレイズミルを南下して、カッパーランを渡る

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↑カッパーランを渡る公園内の橋。柳の木があって、なんだか和風(笑)。
 

クレイズミル通りには、かなりの部分自転車専用レーンがあります。ここを南下です。但し、これもマノワーを越えるとすぐ終わってしまうので、今度は西に舵を切り、トウェイン・リッジTwain Ridge通りに入ります。実は、クレイズミルから、隣の放射状道路であるハロッズバーグHarrodsburg通りまで行くには、なかなか良い道がありません。勿論マノワーを通れば行けますが、歩道を走ることになりますし、その歩道はコンクリートスラブ舗装なので、ロードバイクでは快適とは言えません。更に南のブラノンBrannon通りは路肩が殆ど無いし、高速で走る車が多いので、更にお勧めできません。

また、クレイズミルとハロッズバーグの間には、カッパーランCupper Runという小川があるので、この小川を越えるルートがなかなかありません。

そこで、このトウェイン・リッジです。ここはどん詰まりにドックウッドパークDogwood Parkという公園があるのですが、その中にこのカッパーランをまたぐ小さな橋があり、ハロッズ側に抜けることができるのです。ドッグウッドパークを東から西に横断したら、ドッグウッドトレースDogwood Trace通りを抜け、ハロッズバーグに突き当たります。

[3]ハロッズバーグをひたすら南下

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↑ハロッズバーグは路肩が広くて走りやすいっす。

ハロッズバーグは大きな道路で、日本人の感覚ではもう高速道路ですが、途中までは路肩が非常に広く作られてある(1車線分丸々ある感じ)ので、街中の道路より走りやすいです。

ここをひたすら南下しますが、Rolling Hills が延々と続くこの地方の地形をジックリ味わえます。

2マイルほど下ると、ゴルフ場があり、そこの入り口からハロッズバーグと並行して走るバルバロBarbaro線に入ります。ちょっと右折ですぐ並行になります。

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↑バルバロ線はほぼ専用道って言って良いかも。

ここは一般道ですが、道幅もあるし、車がほとんどこないので走りやすいです。しかも周囲はゴルフ場と牧場で、大きな街路樹も続いていますから、大変気持ちの良いコースです。時にリスが飛び出してくるので、要注意ですが(^_^;)

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↑ここから完全に専用道。区間は短いですが、全体で8マイルあります。

このバルバロ線も途中から自転車・歩行者専用道路になって、2マイルちょっとで終わってしまいますが、そこからハロッズバーグをまたいで反対側にもサイクリングルートがあります。一旦止まってハロッズバーグを横断して反対側に渡り、再びハロッズバーグに並行して南下します。このアルマハーストAlmahurst線も一般道ですが、バルバロ線と同じくほとんど車は来ません。

これまた途中から自転車・歩行者専用道路になるのが素敵なところで、ケンタッキーの自然を満喫できるルートです。これを3マイルほど走ると、三叉路の真ん中にFamily Martがあります!といっても日本のファミマじゃなくて、シェルのガソリンスタンドに併設されているコンビニなんですが、ここまで大体15マイルくらいは走ってきているので、休憩にはもってこいです。外にベンチもありますし、軽食や水分補給にもピッタリです。でも、ロードバイクのライダーが居るのは見たことない

[4]ウィルモアという大学街

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↑三叉路を過ぎてのハロッズバーグ。ここからはクルマとせめぎ合うので、結構神経使います。路肩の凹凸にも要注意。

この三叉路をどちらに行くかですが、僕は比較的車の少ない右を通っています。ここから先、普通の州道になって路肩も狭いですし、車も結構来るので、慎重に走ります。ここもハロッズバーグロードなんですが、アメリカの道路には大抵ある脱輪防止の凹凸、Rumble Road Stripがやたらと深く、下手にロードバイクのタイヤで突っ込むと制御不能なくらいガタガタします。

こういう時は下手に路側に寄らないで、逆に堂々と存在を誇示しつつ走るのが正解だと思います。ライティングのところでも書きましたが、赤点滅の尾灯だけでなく、ヘルメットの後ろの警告灯も点けて走ってます。

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↑ウィルモアのアズバリー大学。レンガ造りの立派な校舎が続きます。

道路はイマイチなんですが、景色は良い感じです。このままウィルモアWilmoreと書いてある看板の交差点で左に曲がると、キリスト教系のアズバリー大学Asbury Universityのあるウィルモアという田舎町に着きます。ここは元鉄道の駅があって、近在の産物の積み下ろしで栄えた街だそうですが、今は大学が最大の産業のように見えます。

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↑典型的な?田舎町のウィルモア。でも大学街なので、結構おしゃれな店もあったりします。

ホントに何もない感じなんですが、大学の施設は日本の一流大学にも勝てる感じ…というか、日本の大学がショボい…んですかね。アメリカの大学は持ってるお金の額が違いますからねぇ。

[5]29号線を南下、ケンタッキー河のほとりまで

さて、大学のキャンパスを抜けて、ウィルモアのダウンタウンに入ったところでまっすぐ南西に向かう、29号線に入ります。ここから先は誠にのどかな田舎道が続きます。時々飛ばしてくるピックアップトラックには要注意ですが、ストレスは相当下がります。

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↑いわゆる高橋、のハイブリッジ。ケンタッキー川をまたぐ鉄道専用橋で、勿論現役。

ウィルモアから5マイルほどで、ケンタッキー川に突き出す丘の上のハイブリッジHigh Bridgeというところに着きます。ここはどん詰まりなので、これ以上南には行けません。

なんでハイブリッジ、かというと、ケンタッキー河が削った渓谷をまたぐ、高い橋=High Bridge of Kentuckyがあるからです。この「高橋」は鉄道専用橋なので、人間は渡れません。水面まで100m近くありますんで、渡るとしても相当勇気がいります。ここは公園になっていて、休憩所やトイレ、それにケンタッキー河の断崖から突き出した展望台もあるので、一息入れるにはもってこいです。

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↑ハイブリッジの公園にある展望台。なかなかの景色です。

で、一息入れたらまた来た道を戻ることになりますが、春の景色は最高ですね。このルートで約40マイル(64km)強になります。午前中のライドとしてもちょうどいい距離ですね。さー帰ってラーメン食べるか()

↓今回のルートのGPSでログ。コースとしては単純です。

Highbridgeroutemap

Copyright BigKat2018

Thomsonのステムとシートポスト

そろそろ1300マイル(2100km)を走ってきたリンスキー・レガシーですが、部品のアップグレードも1年経ってようやく終盤に入ってきました。

いよいよ仕上げはステムとシートポストの交換です。

↓これがアフターの姿。段々とシルバーパーツが増えてきました。

Img_4910

最初に周辺部品は全てFSAで統一されているので、ステムもシートポストもFSAの中級クラスです。

悪くはないんですが、シートポストのサドルのヤグラが後方にシフトしているタイプで、当初から「もう少し前乗りしたいなあ」と思っていたこともあって、ストレートタイプにしたかったのです。

シートポストを変えるなら、やっぱりステムも、ということでまたもや探索開始です。

ホントはチタンバイクに乗ってるなら、ステムもポストもチタンにすべきなんでしょうが、リンスキーの純正はそれぞれ300ドル近くするので、ちょっと手が出ません。

それとカラーです。

FSAのシートポストは無難に黒です。まあ普通。

ステムもポストもある意味脇役ですから、ここは黒子に徹するために黒という選択肢もあるんですが、イマイチ気持ちが進みません。ホントはクラシック感を出すためにドライブトレインもブレーキも変速系も前部シルバーにしたいくらいですが、この時代、何せ選択肢がないのです。

とはいえ、他を黒でまとめているところでシルバーは如何に?と悩み始めます。

いろいろと脳内シミュレーションをやった挙句、やっぱり初志貫徹?でシルバーで探索します。

となるとかなり選択肢が限られてきて、昔BikeFriday/PocketRocketで使ったThomsonに行き当たりました。

↓いかにも削り出しのステム。ギンギラです。

Img_4877

↓こっちはシートポスト。ホリゾンタルフレームなんで、ロゴは半分も出ませ…(^_^;)

Img_4882

何と言ってもアルミのインゴットからの削り出し、しかもMade in USA、南部はジョージア州産です。

これも課題は結構なお値段のすることですが、こないだホイールを買ったイギリスの通販サイトでなんと30OFF。アメリカ国内の通販でも100ドル位するんですが、60ドル台のオファーです。ドユコト?という感じです。

買ったのは上から2番めのクラス、Elite X2のステムとポストです。シートポストの方はストレートタイプ。シートポストはホリゾンタルフレームなんで突き出しが少ないですから、ホントは250mmでいいんでしょうが、値段も同じだし、ダメなら切ればいいので、330mmにしました。

ステムはMTB用の4本ボルトタイプもあるんですが、ここはロード用としてデザインされている軽めの2本ボルトタイプ(Elite X2)にしてみます。付き出しは従来通り90mm、角度は6度から10度に変更です。

↓セットアップが完了したステム。赤いスペーサーリングは差し色。

Img_4903

↓サドル周りです。ヤグラ部分がメカメカしい。

Img_4904

ちなみに重量はシートポストが230g、ステムが130gですからなかなかに軽いです。

品物が届いてちょっとびっくりしたんですが、シートポストは勿論外形はΦ27.2mmの真円ですが、内径が楕円になっていて、前後に強度を持たせて軽量化を図っているようです。Thomsonはナゼだかパーツが専用の袋に入ってます。取り外して持ち歩くってもんでもないような気もしますが伝統?

実は、これまでのFSAのシートポストは少し規格より細かったようで、シートチューブの中で遊ぶ感じがしました。ダンシングで異音がするので、アルミテープを貼って密着させていましたが、今回のThomsonは流石の精度で、異種金属(TiAl)のカジリ防止剤(ParktoolASC-1)を塗って差し込むとピッタリガッチリです。表面に機械加工でわざと凹凸を作ってあるので、接合は強固にまとまります。

しかし、ホリゾンタルフレームでそんなに足が長くないと()、ポストの側面にあるTHOMSONのブランドロゴが見切れますね~。シートチューブの上端からサドルレールまで90mmしか出てないので(^_^;)

さて、一方でステムですが、これまで6度のポストをアップライトに付けてあったので、ハンドルが高くなる設定でしたが、今度は10度のステムを寝かせる方向で取り付けました。ハンドル位置が下がってやや前傾がきつくなる設定ですが、サドルを前に15mm程度シフトさせるので、まあこんなもんかなあと。

結果は見た目もポジションもバッチリです。

まずポジションですが、随分楽になりました。フレームサイズはSで換算トップチューブ長530mmですから、決して大きなフレームではないんですが、トシもトシですし()、コンパクトなコックピットが馴染む感じですね。自分は背中を丸めてチマチマ漕ぐのが適しているようです。

それと、見た目ですが、軽いけれども結構なボリューム感のあるステム、それにギンギラのシルバーですが、なかなか上品に仕上がりました。チタンはやや温かみのある渋い銀色ですが、アルミのそれはちょっと冷たい位の銀色なので、組み合わせが以外にイイ!というのは自画自賛ですかね。

ホントはドライブトレインもシルバーにしたいなあ、と思っちゃいました。

煩悩は続きます。

Copyright BigKat2018

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