アメリカのハンドメイド~サイクリングキャップ
以前から「アメリカの職人技は馬鹿にできない」ということを言ってきました。
それはホワイト・インダストリーのアルミの鍛造・切削部品しかり、スイフト・インダストリーのバッグ類しかり、なんですが、もう一つファンシーなメイド・イン・アメリカを見つけました。
ネットでとあるセレクトショップを見ていた所、手作りのサイクルキャップが出てきました。
作っているのはオレゴンの片田舎?のRandi Jo Fabricationsというブランドです。ブランド、と言っても、小さい子の居る夫婦でやっている手作りの店のようで、ホントに小規模です。ネットがなければ成り立たないような業態ですが、コットン、リネン、それにウールという天然素材、でオーダーに従って手作りしてくれるとのこと。
発注後5週間かかるということですが、そんなに高くないですし、冬用の耳カバー付きのキャップを発注してみました。
似たようなのは以前RSAサンバッグスで買ってみたのですが、ウールキャップはリバーシブルで二重になってて、すぐ暑くなってしまうのと、ツバの合皮がすぐ劣化してしまうという難点がありました。
4週間ほどで届いた郵便パッケージの中身は、中の包装何とも洒落てます。こういうところに気が利いているのがさすがに女性が主体で経営しているお店ですよね。感じとしてはトラベラーズジャーナル(旅行者用ノート)。細い紐にはなんと手書きのサンキュータグが。
うーん、これはグッと来ますねえ。クラフト紙のちょっとオールドファッションなタグに手書きですよ。しびれます。しかも、Made in Oregon。Made in Americaじゃないんだ。このあたり、Oregon産を標榜するBike Fridayに通じるところがあります。やっぱり地場産品ですねえ。
で、肝心の中身は、誠に素朴なウールキャップです。今回は地味めのネイビー一色にしましたが、ざらっとした一重のウールなので、ヘルメットの下にかぶってもゴロゴロしなさそうです。それに今回は防寒用のリブをつけているのですが、これも優しい肌触り。
サイズは念のため最大ではなく(日本人としては頭が大きくても、アメリカンサイズのLサイズはホントに大きいので)、Medium/Largeというちょっと大きめサイズにしましたが、これもピッタリです。この手のキャップはかぶりが浅いと道頓堀のくいだおれ太郎みたいになってしまいますが、少し深い作りになっているので、巨顔でも何とか収まりますね。それと、ツバの部分には三重ステッチが施されており、またリブもツバの終わりから始まるのではなく、ツバの端に少し食い込むようにダブってスタートしているので、耳がちゃんとカバーされます。この辺の心遣いも嬉しいところです。
このRandi Jo、かなりの人気らしく、現在リニューアルのため新規受注凍結中とのこと。新規でどんな風に戻ってくるか楽しみですね。
« とりあえずのアルテグラR8000 | トップページ | カンパ化進展?~ホイール換装:ZONDA C17 »
「自転車」カテゴリの記事
- レキシントンのサイクリングコース1:Lexington South High Bridge Course(2018.06.24)
- カンパ化進展?~ホイール換装:ZONDA C17(2018.01.20)
- アメリカのハンドメイド~サイクリングキャップ(2018.01.04)
- とりあえずのアルテグラR8000(2017.10.21)
- 再びシマニョーロ化:カンパニョーロのカーボンクランク(2017.10.14)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント