とりあえずのアルテグラR8000
とりあえずなんて、お恐れながら、でありますが、R8000出ましたな(^_^;)。
↑いきなりでナンですが、取り付け完了の図。ケーブルを流用したので、アウターが長めです。
2014年のLynskey R440には当時出たばかり?のR6800系をおごったんですが、今回は完全モデルチェンジのR8000です。と言っても、やれそれ全部変えるなんてことはできませんから、まずは一番効果の有りそうなリアディレーラから。
と言っても、各レビューでは、「フロントが変わった」ということらしいんですが、フロント換えても、頻度から言うとやっぱりリアですよね。
今回はSTIレバーは105のままですから、互換性の問題はあります。
と言っても、105も昨年モデルチェンジしたばかりの、11速の5800系ですから、シフトの引きしろとかは変わらないはず。とりあえずシマノのウェブサイトでも大丈夫、と確認しました。
↑これが元ついていたシマノ105(5800系)です。今では旧モデルとなってしまったアルテグラ6800と似た、ずんぐりした形。
さて、どこから買うかですが、地元の自転車屋でパーツだけ買うなんて芸当は?ですので、ここは通販で。
勿論王者Amazonもあるんですが、北米で通販で有力なのはどういうわけかイギリスのサイトです。
こないだイギリスの業者とは知らずにカンパのクランクセットを買ってしまったMerline Cycleがいきなりの15%OFF+追加割引をやってます。新型モデルなのに…。
この辺はWiggleの方が安い場合もあるので、ちょっと要注意ですが、実は別パーツはWiggleが格安でした。どうも得意な分野があるみたいですね。
いつも通り10日ほど待ちますが、トラッキングもちゃんとできるので問題ありません。
さて、開梱です。
箱はやっぱり一般市販品の青箱(アルテは黒箱?)バージョンではなく、完成車に組み込む用のボール紙簡易梱包です。流石っすね。Amazonのフラストレーションフリーパッケージみたい(笑)。
↑これってどう見ても市販用じゃないですよねえ(^_^;)。
ぐっと眺めて見ると、相当変わってます。6800というか、これまでのシマノのロード用モデルとは大きくデザインが変更になったようで。MTB用のコンポのノウハウを入れた、ということなんですが、ロープロファイルデザインということで、かなり「細長く」なってます。
これまではどちらかと言うと、ずんぐりとしたカタマリ感があったんですが、旧にシュッとしちゃったような感じです。特に、ダイレクトマウントじゃない普通の場合の根本のブラケット部分もあるので、ホント全体に長く感じます。なんだかどっかで見たような…?
さて、取り付けです。
105を外さないといかんのですが、これはまあ適当ですね。まだ1年乗っていないので、きちんと洗浄して仕舞っておきます。パーツクリーナーで洗浄した後、保護剤のアーマーオールとグリスを吹いて、ジップロックで密封します。
どうせまた調整しないといかんので、ワイヤー類はそのまま流用決定です。ホントはアルテグラグレードにしたら良いんでしょうが、地球の資源は有効活用です。
ウェブでの換装情報では、いろいろ結構調整しないといかん、ということだったんですが、以外にあっという間に調整完了です。ほとんどホン付け?って感じです。まあ同じシマノ系列、しかも同世代の11速同士ですから、納得といえば納得ですが、もう少しアレコレ悩むかと思っていたら、普通に付いちゃいました。
↑開梱してみました。全体細身ですが、MTB用のコンポを思わせる力強いフォルムですね。プーリーもデカイ感じがします。ちなみにガイドプーリーの歯が高くなっています。
コレだけ見た目が違うとワイヤーの長さとか違うかと思ったんですが、そうでもありません。但し、ワイヤの固定ボルトがかなりホイール寄りになるので、マニュアル通り「固定ボルトからの突き出しは3cm」ってのは守ったほうが良いと思います。でないと、ワイヤーがスポークに接触してしまいます。ものぐさでそのまま流用したワイヤはアウターがちょっと長かったかな?この辺は105よりもコンパクトになりそうですね。
さてさて走行感。
早速いつものアップダウンの続くハロッズバーグ南下コースですが、これまた思いの外スムース。
細身なので、もしかしたら暴れやすいのかな?と思ったんですが、バシバシ決まります。レバーが105でも全く問題ありません。それでも、105のRDよりシフトアップの時のチェーンの落ちる音が大きい?かもしれません。バシッ!という音が結構響きます。この辺は調整の余地があるのかもしれませんが。
↑横にはみ出さないロープロファイルなシャドーデザイン。
↑プーリーはKCNCのジョッキーホイールに交換しています。スキュアーと同じ赤にしてみました。
確かに変速フィーリングは軽いように思えます。これまでよりも軽い力で変速できるような…まープラシーボちゃんかもしれませんが。
全く問題も違和感もなく…なので若干拍子抜けっぽいですが、無事に50km余りを走って来ました。
途中のウィルモアという街にあるアズバリー大学の構内の芝生で休憩した時、このディレーラーをしみじみ見ていましたが、「どっかで見たような」というのがなぜだかわかりました。
「あーこれ、ユーレーのジュビリー!」
↑2014年にレストアしたランドナー、「月光号」に付けていたユーレージュビリーロングケージ。超軽量でエレガントですが、この後アームが折れました(泣)。
そうです、あのランドナー全盛時代の名作、お仏蘭西はユーレー社のジュビリーの「細長い」のに面影が似ています。和歌山で最初に組んだスポルティーフに付いてた、あのジュビリーです。懐かしー。勿論アルテグラの方が相当無骨、ではありますが、長いケージを折りたたんでいるところは先祖返り?と思えてしまいます。デュラエースと同じ構造の最新鋭モデルが、昔々の名作と似てるっつーのもなんだか面白いですね。
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