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2017年10月

とりあえずのアルテグラR8000

とりあえずなんて、お恐れながら、でありますが、R8000出ましたな(^_^;)

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↑いきなりでナンですが、取り付け完了の図。ケーブルを流用したので、アウターが長めです。

2014年のLynskey R440には当時出たばかり?のR6800系をおごったんですが、今回は完全モデルチェンジのR8000です。と言っても、やれそれ全部変えるなんてことはできませんから、まずは一番効果の有りそうなリアディレーラから。

と言っても、各レビューでは、「フロントが変わった」ということらしいんですが、フロント換えても、頻度から言うとやっぱりリアですよね。

今回はSTIレバーは105のままですから、互換性の問題はあります。

と言っても、105も昨年モデルチェンジしたばかりの、11速の5800系ですから、シフトの引きしろとかは変わらないはず。とりあえずシマノのウェブサイトでも大丈夫、と確認しました。

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↑これが元ついていたシマノ105(5800系)です。今では旧モデルとなってしまったアルテグラ6800と似た、ずんぐりした形。

さて、どこから買うかですが、地元の自転車屋でパーツだけ買うなんて芸当は?ですので、ここは通販で。

勿論王者Amazonもあるんですが、北米で通販で有力なのはどういうわけかイギリスのサイトです。

こないだイギリスの業者とは知らずにカンパのクランクセットを買ってしまったMerline Cycleがいきなりの15OFF+追加割引をやってます。新型モデルなのに…。

この辺はWiggleの方が安い場合もあるので、ちょっと要注意ですが、実は別パーツはWiggleが格安でした。どうも得意な分野があるみたいですね。

いつも通り10日ほど待ちますが、トラッキングもちゃんとできるので問題ありません。

さて、開梱です。

箱はやっぱり一般市販品の青箱(アルテは黒箱?)バージョンではなく、完成車に組み込む用のボール紙簡易梱包です。流石っすね。Amazonのフラストレーションフリーパッケージみたい()

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↑これってどう見ても市販用じゃないですよねえ(^_^;)。

ぐっと眺めて見ると、相当変わってます。6800というか、これまでのシマノのロード用モデルとは大きくデザインが変更になったようで。MTB用のコンポのノウハウを入れた、ということなんですが、ロープロファイルデザインということで、かなり「細長く」なってます。

これまではどちらかと言うと、ずんぐりとしたカタマリ感があったんですが、旧にシュッとしちゃったような感じです。特に、ダイレクトマウントじゃない普通の場合の根本のブラケット部分もあるので、ホント全体に長く感じます。なんだかどっかで見たような…?

さて、取り付けです。

105を外さないといかんのですが、これはまあ適当ですね。まだ1年乗っていないので、きちんと洗浄して仕舞っておきます。パーツクリーナーで洗浄した後、保護剤のアーマーオールとグリスを吹いて、ジップロックで密封します。

どうせまた調整しないといかんので、ワイヤー類はそのまま流用決定です。ホントはアルテグラグレードにしたら良いんでしょうが、地球の資源は有効活用です。

ウェブでの換装情報では、いろいろ結構調整しないといかん、ということだったんですが、以外にあっという間に調整完了です。ほとんどホン付け?って感じです。まあ同じシマノ系列、しかも同世代の11速同士ですから、納得といえば納得ですが、もう少しアレコレ悩むかと思っていたら、普通に付いちゃいました。

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↑開梱してみました。全体細身ですが、MTB用のコンポを思わせる力強いフォルムですね。プーリーもデカイ感じがします。ちなみにガイドプーリーの歯が高くなっています。

コレだけ見た目が違うとワイヤーの長さとか違うかと思ったんですが、そうでもありません。但し、ワイヤの固定ボルトがかなりホイール寄りになるので、マニュアル通り「固定ボルトからの突き出しは3cm」ってのは守ったほうが良いと思います。でないと、ワイヤーがスポークに接触してしまいます。ものぐさでそのまま流用したワイヤはアウターがちょっと長かったかな?この辺は105よりもコンパクトになりそうですね。

さてさて走行感。

早速いつものアップダウンの続くハロッズバーグ南下コースですが、これまた思いの外スムース。

細身なので、もしかしたら暴れやすいのかな?と思ったんですが、バシバシ決まります。レバーが105でも全く問題ありません。それでも、105RDよりシフトアップの時のチェーンの落ちる音が大きい?かもしれません。バシッ!という音が結構響きます。この辺は調整の余地があるのかもしれませんが。

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↑横にはみ出さないロープロファイルなシャドーデザイン。

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↑プーリーはKCNCのジョッキーホイールに交換しています。スキュアーと同じ赤にしてみました。

確かに変速フィーリングは軽いように思えます。これまでよりも軽い力で変速できるような…まープラシーボちゃんかもしれませんが。

全く問題も違和感もなく…なので若干拍子抜けっぽいですが、無事に50km余りを走って来ました。

途中のウィルモアという街にあるアズバリー大学の構内の芝生で休憩した時、このディレーラーをしみじみ見ていましたが、「どっかで見たような」というのがなぜだかわかりました。

「あーこれ、ユーレーのジュビリー!」

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↑2014年にレストアしたランドナー、「月光号」に付けていたユーレージュビリーロングケージ。超軽量でエレガントですが、この後アームが折れました(泣)。

そうです、あのランドナー全盛時代の名作、お仏蘭西はユーレー社のジュビリーの「細長い」のに面影が似ています。和歌山で最初に組んだスポルティーフに付いてた、あのジュビリーです。懐かしー。勿論アルテグラの方が相当無骨、ではありますが、長いケージを折りたたんでいるところは先祖返り?と思えてしまいます。デュラエースと同じ構造の最新鋭モデルが、昔々の名作と似てるっつーのもなんだか面白いですね。

Copyright BigKat 2017

再びシマニョーロ化:カンパニョーロのカーボンクランク

なんだかますます前回と同じような展開になってきましたが、今度はクランクセットの交換です。

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FSA/ゴッサマーも悪くないんですが、1000km走らないうちに、ハブの中に入っているゴム製のシールリングがはみ出てきました。取り付け方の問題なのか、まあ雨の中を走るわけではないので機能上はあまり問題ないとは思いますが、気分は良くないですな。それにクランクは最近のトレンドで4アーム。ホリゾンタルフレームのオヤジバイクには今ひとつかなあと。

というわけで、早速換装を検討です。

しかし、世の中既に5アームのクランクの選択肢はそれほど多くなく、あったとしても古いスクエアテーパー軸対応のクランクになってしまいます。まあ、クラシックな形のフレームなので、JISのスレッドタイプのBBになってますから、スクエアテーパーでも良いんじゃないかとは思いますが、今付いてるFSA386EVOから性能は落としたくありません。それと、クラシックに銀色のクランクにしようと思ったりするともっと選択肢は狭くなってしまいます。

メイド・イン・アメリカのWhite Industryが出している、如何にも削り出しました、というクランクセットがとても渋くて良いんですが、これもSQとある通り、スクエアテーパー品です。

んで、結局前回と同じく、カンパニョーロのパワートルクのクランクを探すことに。

というのも、日本で待っているR440がこのパワートルクのクランク(Athena)になっていて、もしかして予備パーツとか工具を共用できるかなあ、というわけです。構造としてはシマノのホローテックと同じ、クランクと軸が一体になっているタイプです。コーラスなんかの高級クラスでは、「ウルトラトルク」という別規格になっていますが、アルテグラ対抗のPotenzaもこのパワートルクですから、まあこんなもんかと。このパワートルクは貫通する軸が完全に中空になっていて、反対側が見通せるという、「モロズッポヌケ」構造が特徴です。

ところがカンパニョーロも新型クランクは4アームばかりなので、5アームはあまり選択肢がありません。んで、たまたまMerlin Cycleというサイトで出ていたCXシリーズ(要はシクロクロス用)のクランクを見つけました。シクロクロス用ということなんで、チェーンリングの組み合わせは最大でも50x34というコンパクト仕様、しかもカーボン製で激安です。日本のサイトで調べるとなんと6万円超えの製品ですが、ここの通販だとなんと100ドル少々。いやーグローバリゼーション大歓迎ですなぁ。

前回R440Athenaは地元のショップ「オッティモ」で組んでもらったので世話なしでしたが、今回は面倒くさいことをやってくれそうな店のないレキシントンですから、自分でインストールしないといけません。この辺は不安が残ります。

そういうことであれば、何はともあれきちんとした工具を揃える必要があります。これについては、Parktoolがパワートルク用の工具セットを売り出しており、これを買えば問題なく取り付けや整備ができそうです。クランクを取り外す際に必要な、あの不思議工具であるところのギアプラーも入ってますが、唯一14mmという巨大アーレンキーは入っていないので、別買いです。

さて、このカンパニョーロCXクランクセットは最安値のMerlin Cycleに発注しました。発注した後で気がついたんですが、なんとこの会社はWiggleと同じイギリスの会社です。もともと欧州の製品ですから、安いのはそのせいか、とも思うんですが、部品は大西洋を渡ってくることになりました。所要日数は約10日、荷物の配送状況トラッキング付き、送料無料で関税もかかりませんでした。

ちゃんとカンパニョーロの楔形の箱に入ったクランクが届いたときはちょっと感慨深かったっすね。

もう一つ必要なのはBBカップです。要するにスレッド式のボトムブラケットにパワートルクのベアリングを保持するためのねじ込み式のカップです。これはアメリカのアマゾンでも買えて30ドル少々。

さて、部品も工具も揃ったのでFSA/ゴッサマーを外して換装です。ところが、この346EVOのカップは、普通のシマノやカンパニョーロのカップより大きくて(44mm)BBツールを別に買わないといかんことが判明しました。それにしてもBBの規格は乱立しすぎですな。

もとい、で386EVOを外しますが、これはまだ1000kmも走ってないので、ネジも固着しておらず、スンナリ外せました。

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↑ゴッサマー取り外しの図。専用レンチが必要なのが困ったもんです。

グリスを一旦拭き取り、塗り直してパワートルクのカップを取り付けます。JIS(English)規格のスレッドなので、右ワンは逆ネジ仕様ですね。

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↑イタリア製でも規格はJIS。グリスを塗って締め付けます。

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↑ここはBikeHandのシマノ用工具セットに付いていた標準レンチでOK。

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↑チェーンリングが収まります。右クランクがクランク軸と一体のホローテックと同じ思想。でも、軸が中空なのが「軽さ自慢」ですかねえ?

 

BBカップがきちんと座ってしまえばあとはどうということはありません。チェーンリング側クランクと一体化しているクランク軸をBBに通して、クランクの根本のベアリングがカップに座ったら、今度は反対側にベアリングとベアリング抑えのスプリングワッシャをいれ、シールを嵌めます。そんで左クランクを取り付けます。この時に左クランクが軸の歯車状の切り欠きの根本まで押し込まれている事が必要です。

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↑今度は左側です。ここはベアリングとスプリング、それにプラスティック製のシールリングを入れます。これはベアリングを入れたところ。ホントはCXは専用品があるんですが、これは普通のパワートルク用。

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↑そんでもって、左クランクをボルトで締結。ここで14mmなんていう巨大アーレンキーが登場です。

 

自分はアメリカの百均ショップ、「ダラーツリー」で買ってきた1ドルのゴムハンマーを使いました。

 

そんで、最後に14mmのアーレンキーを使う固定用のボルトを締め上げておしまいです。割りとあっけない。

 

ホントはこの固定用ボルトの締め上げにもキチンとトルクレンチを使う方が良いんでしょうが、このサイズのトルクレンチになるとレバーの取り付けサイズがワンサイズ上になり、エラく高くなってしまうので、普通のL型キーで目一杯?締めてヨシとしました。

 

仕上がりは上々です。

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↑仕上がりの図です。カンパクランクとシマノのディレーラー他が同居のシマニョーロ。

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↑このCXクランク、カーボンということで、質感としてはなかなか男前です。この石材みたい表面がなんだかそそりますね。 

 

やっぱりオヤジバイクには5アームです。これでチェーンリングがAthenaと同じグレーだったら、チタンカラーに合って良かったんですが、CXは黒しかありません(黒地に機械切削面がアルミシルバー)。カンパニョーロはチェーンリングの換装が面倒なので困ります。それに別買いすると高いしね~(^_^;)

 

以前、R440で手賀沼の周辺を走っていた時、若者に「どうしてクランクセットだけカンパなんすか?」と聞かれ、「やっぱり4アームってかっこ悪いじゃん」と言ったら、「へ?」と理解不能である旨の回答をもらいましたが、そういうもんですな~。オヤジは5アームなんだよ!()

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↑さあて、試走の途中の芝の上。ケンタッキーにはこういうところに事欠かないので、絵になります。

 

デザインはともかくとして、変速性能ですが、これも変わらないような気がします。もともとFSAとシマノ105の混成だったので、基準が不確かかもしれませんが、全く問題ありません。これはアルテグラとの組み合わせでのR440とも同じですな。ちなみに、カンパニョーロCXのクランクセット(正確にはチェーンリングか)にも10速仕様と11速仕様があり、580010511速仕様)なので、当然CX11速にしています。それにしても、シマノのフロントの変速は本当に良くなりましたね。これまで105-10(5600)→アルテグラ11(6800)→105-11(5800)と乗ってきましたが、6800以降のフロントの変速は別次元のように軽く、速くなりました。5800系でもあんまり遜色ないですし、シマニョーロ化しても違いが余りわかりません。

 

回転の軽さ云々は既にプラシーボ効果が入っているので全く客観的ではありませんが、あくまでもカンパニョーロ的によく回るように思います。当然ですが、ゴリゴリ感は全くなしです。しかし、カンパニョーロのパワートルクについては、5000kmでメンテ必要ということで、そのためにも専用工具を買ったわけですが、構造的に防水性は低いと思います。CXはシクロクロス用ということで、普通のロードモデルとは違うベアリングやパッキンになっているらしい?ですが、結局アメリカでは専用部品が入手出来ず、結局普通のパワートルク用のパーツで組み上げています。でも実用上大きな問題はありません。

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↑途中で見つけたジェサミン川の流れ。美しい〜。自宅から25kmくらいのところですね。

 

自分でやったので、異音等は気になるところですが、200マイルほど走ったところでは出てきていません。まあ、出てきたとしても専用工具があるのでなんとかなるかと(^_^)

Copyright BigKat 2017

追っかけ犬対策

アメリカは御存知の通りの「お犬様大国」で、家も庭も広いこともあって、犬は生活コンパニオンとか家族の一員としてかなりの数がいます。

ところが世の中には賢くておとなしい犬ばかりではなく、自転車ライダーを見ると追っかけて威嚇してくるような犬も居ます。

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↑こういう上り坂で襲われると、心拍数限界っす。

自分も先日、いつものハロッズバーグロードウィルモア周回コースで、なんと2回も犬に追っかけられました。これまで1年余り、そういう経験はありません。以前インドのグルガオンでヤバそうな野犬の群れにガンを飛ばされたことはありますが、襲われたことはありません。

週例ライドでもハートレートモニタを付けて、サイクルコンピュータに心拍数を表示させてログしてますが、2回めの上り坂でビーグル風のヤツに追いかけられたときは、最大心拍数195bpmで、もう限界ですな~。ホントに死にそうになりました。

正直言うと、犬は嫌いな方ではなく、どちらかというと仲良くなれる自身があるんですが、この追っかけ犬共はそういう会話の余地がない感じでした。帰っていろいろ調べてみると、流石のお犬様大国アメリカだけあって、年間咬傷件数はなんと86万件。
やはり自転車ライダーが襲われる例も多く、いろんな対策がウェブに上がってます。


(1)犬は走る獲物を追いかける性質があるので、止まったら興味を失う

 止まって咬まれたらというリスクはなかなか取れないっすよね。
(2)大きな声や音を出す

 →大きな音を出すサイレンも売ってます。
(3)自転車を武器にして戦う

 愛車を武器にって難しいよね。
・・・とまあ色々。


んで、結局自分が採用したのが所謂「熊スプレー」で、トウガラシエキス(カプサイシン)のスプレーで犬に打撃を与えようというわけです。日本でも「防犯スプレー」で売ってる護身用のやつですな。
アメリカでは郵便配達員が襲われる場合が多いらしく、「USPS御用達」ってのもあります。amazon10ドル位、翌々日郵便配達、ってお手軽。手のひらに収まるミニサイズです。

↓Amazonで買ったDefence Sprayです。

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↓コレが中身。安全装置になってるキャップを半回転させてスプレーします。片手で操作可能です。

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但し、これを走りながら正確に打ち込むというのはシャアでもない限り困難と思料。まあ気休めですな。
普通の犬(ポインター等の俊足狩猟犬は除く)の最大速度は20マイル/h32km/h)なので、これは貧脚な自分でもそんなに難しくない速度。ぶっちぎれます。しかし上り坂は無理だにゃあ。
もし咬まれたら、何とか撲殺して狂犬病にかかってないか検体を持ち帰らないといかんな~。賠償要求とか面倒そう・・・。なんて書くと、愛犬家の皆さんに怒られそうですが、実際チト命がけ・・・なもんで(^_^;)。

Copyright BigKat 2017

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