チタンロード:リンスキーレガシー走り編
[走り]
ということで、「多少重いが質実剛健」に仕上がったレガシーですが、いよいよ走り出し。
↑どこまでも馬のレキシントンです。
ツーリング用ではなく、あくまでスポーツライド用というコンセプトなので、ロードバイクらしい仕上がりです。ジオメトリも、どこが攻めているわけでもなく、大変中庸な感じ。しかし、見た目の大人しいので、そのつもりで乗ってると思いの外ハンドリングがクイックです。これはフォークの性質にも依るのかなあ。
見た目はおとなしいと書きましたが、それは以前のR440と比べてのことで、ホリゾンタルフレームのクロモリバイクに比べると、かなりスパルタンな感じです。何よりチューブが一回り太い。
それに、プロロード#1というカーボンフォークは幅広なので、これも図太い感を醸し出しています。
さて、漕ぎ出すと最初は大変素直ですな。やっぱりコンベンショナルなデザインです。でも、しなるって感じは全くしません。良く、クロモリとかチタンバイクは「しなるから疲れない」みたいなことを言われますが、日本に置いてあるクロモリランドナーなんかに比べるとかなり硬い感じがします。とは言っても、アルミの、路面状況をダイレクトに伝えるゴツゴツした感じではなく、不思議な「路面の凹凸を一枚隔てる感じ」がします。いわく言いがたい。それと、レース用というコンセプトのR440の硬さではありません。自分には表現力がないので、これも言いがたいです。
とはいえ、レガシーの横に立って、サドルを支えたままペダルをグイ、と押すと後三角を中心に結構しなります(^_^;)。
この微妙なしなりが持ち味なのかもしれません。
レキシントン市内の坂を何度もダンシングしてみましたが、これまた素直にスルスルと登れます。最初クイックかと思ったハンドリングですが、慣れてくるとそれほどでもない。10マイルほど乗る頃にはかなり馴染んだ感じです。
例の32Tですが、やっぱりアップダウンの激しいケンタッキーの地形では使います。気がついたら既に32Tにハマってました、という感じです。逆にトップの11Tはほとんど使いません。フロントのインナーを使うことはないくらいの坂ですが、ついついローギアを使ってしましますな。まあ貧脚だし、ありがと、マイケル君。
バイク自体の評価ではないですが、
途中で消耗用品を買うため、ダウンタウンに近いレキシントンバイシクルショップに寄りましたが、ここのいつも無愛想なオヤジ三人組も、珍しいと見えてわざわざ店の外まで出てきて眺めてました。しかしこの店、いつ行ってもお客さんがいないのでやれてるんだか?(笑) マニアックな意味では品揃えは一番いいいと思うんだけど。
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