Swift Industries/Paloma Handlebar Bag その2
さて、開梱の儀~。
懐かしいアメリカの段ボールとプラスティックテープ。
何でもない箱の側面にスタンプでSWIFT.INDUSTRIESのインシグニアが大きくプリントされている。
テープを切って開けてみると…かわいい~ッ!って、JKみたいな感想をびっくりマーク付きで述べたくなってしまう。
↑いよいよ開けてみますよ~アメリカ風の梱包。昔からこういうのって、ちょっとドキドキする。カードボードボックスにそのままバッグが入っている。最初に見えるのがカードとステッカーの入ったマップケース。
↑手書きイラストが良い感じのカード。
↑全体像を表した Paloma Handlebar Bag。正面のGet Lostワッペンはオプション選択。デザイン的に楽しいのがいいので追加しました。
しかし事実可愛い。これはなんだかきれいとかしっかりしてるとかイカスとかクール、って以前になんだか可愛い。なんでだろう?
↑これがたたずまい。おのおのの部分の形は伝統的なんだよね。
↑これが後ろ姿。リクセンカウルのアタッチメント対応のアルミフレームが見えますな。僕の場合は黒だけど、ウェブサイトのカタログにはシルバーもあった。ふたの固定はトラッドなバンジーコード&フック。
フラップの上に付けられたビニール製のマップケースには、絵葉書大のカードとスイフトのインシグニアのステッカーが2枚入っている。単なる絵葉書?と思ったら、裏側がツーリングに行く時の装備リストになっている!いいねえ、こういう粋な気遣い。ラブリー!
↑これまたかわいいキツネのヘッドバッジ型ステッカー。どうも手で切り抜いてある感じ(^o^)。
↑バイクツアーパッキングリスト。修理道具が”in a pinch"ってカテゴリーになってるところがウィット効いてる。
配色は指定通り。ロイヤルブルーとブラウンの組み合わせを赤い糸が繋ぎ合わせるという当初のイメージ通りだ。
全体に何だか丸っこいバッグは全体にHDPE(高密度ポリエチレン)のシートが入ってて、型崩れしないようになっている。
内張りは防水素材のX-Pac。ポケットもこのライニングで覆われている。実はこの素材を使ったバッグを見るのは初めて。そんなに防水を要求されるような使用法はしないと思うが、防水仕様なことは安心だよね。それに、このバッグ自体が恐ろしく軽量なことには驚く。もちろんナイロン素材だから軽いのは当たり前だけど、防水のライニングと、ついでにアルミワイヤーのフレームまで込みでこの軽さと言うのはちょっとしたもんだ。
↑ポケットの裏にもライニングされたX-Pac。もちろん本体も全面裏張りされてます。こうして見ると、フラップが内側にカーブしているのがわかるでしょ。
どうしてこうやさしい感じになるんだろうか、と思ってみていたら、上蓋とか、ポケットのフラップの角が少しだけ内側にカールするように生地をちょっと絞ってからトリミングのテープが取り付けられていることに気が付いた。要するに上から包み込むような形になっているというわけ。
今回買ってみたPaloma Handebar Bagは容量6Lの小ぶりのフロントバッグで、リクセンカウルのクリックフィックスアダプターに取り付けられる。上蓋はライダー側から前方に開くタイプで、フロントポケットと、蓋の上に透明ビニールのマップケースがある。サイドポケットとかライダー側のポケットはない。
最近はいろんな装備(衣類や工具類)も軽量化されているし、今時大容量のフロントバッグにいろいろ押し込んで、というのも年甲斐の無いことなので、わざと小さい方を発注したというわけ。大きいのが良い向きには、もっとクラシックな箱型デザインのOzetteというモデルもある。
このサイズなら、その辺のポタリングには最適だし、ポケットロケットやtikitに使っても違和感が無い。
↑これがオプションのGet Lostワッペン。キツネマークですな。このオプション指定をしないなら、普通というかピンクのスイフトのラベルになる。
白人系の国の製品というと、イギリスのキャラダイスなんかは「縫い目がいい加減」というレビューもあって、「それがまた味」という反論なんかあるけれど、スイフトは全く違う感じ。アメリカンクラフトマンシップを感じるね。
↑アルミフレームを抱き込んでいる革製のスリーブに付いてるキツネマーク。こんなところにも。ステッチの始末の仕方なんかも注目。
↑ステッチの拡大図。これは上蓋のマップケースのタブの部分。丁寧な仕事してるね。マップケースの口は全長ベルクロ止めになっていて、紙の地図だけではなくて、スマートフォンを入れて、ビニール越しに操作することも想定してる。
スイフト・インダストリーズについては、ウェブ上にもいろんな取り上げられ方をしている。
普通のバッグメーカーとの一番の違いは「自分が楽しんで作る」というコンセプトではないかと。
作る人がその製品を使っていること、そしてライディングを楽しんでいること。「私たちは全き存在。一日中ポケットばっかり作るのは私たちのスタイルじゃない。」というMartinaさんのインタビュー記事でのコメントにもあるように、小さいクラフトマンとしてのビジネスとそれにつながった自転車のある生活を楽しんでいると。
それにしても素晴らしいのはこのナイスなデザインとコンセプトの製品が150ドルちょっとで手に入ること。
日本じゃ同じセミオーダーっぽいバッグでも2万円以上する訳で、しかもスイフト程の「ちょっとした革新」は入っていない。やってる人間も買う人間も古いってのはあるかもしれないけど、1ドル110円の時代でもアメリカ製品の方がコストパフォーマンスに優れているというのは、日本のクラフトマンにとっては危機でしょう。
というわけで、同じ色の構成で、サドルバッグ”Zeitgeist(時代精神)”を自分へのクリスマスプレゼントとして発注しようとしている自分に気が付いた(^_^;)。
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Wow that was odd. I just wrote an extremely long comment but after I clicked submit my comment didn't show up. Grrrr well I'm not writing all that over again. Anyway, just wanted to say superb blog! egdcbfebdeed
投稿: Johne892 | 2014年11月 2日 (日) 01時14分
Thank you very much for your comment, Johne892-san.
If you want to get more information of Swift's product, please let me know.
Yeasterday, it was rainy all day, but clear and sunny this morning. I will go for weekly ride by Lynskey R440.
投稿: BigKat | 2014年11月 2日 (日) 07時36分
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投稿: Pharmg459 | 2014年11月 6日 (木) 15時25分
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投稿: Pharme622 | 2014年11月10日 (月) 09時28分
こんにちは。
はじめまして、検索にてたどり着き拝見しておりました。
円安で輸入もお高いですが良いデザインだなと感心しております。
私も上記 ハンドルバーバッグをオーダーしようと思っております、
が一つ難点がありまして ロードSTIは問題ないのですが 最近ピストを購入しまして ドロップハンドルの水平部分にブレーキが付いております(伝わりますでしょうか?補助ブレーキ位置といいますか)
ハンドルとバックの間にはある程度の隙間はできますか?
ほとんど隙間はない感じでしょうか?
教えてくださいますか?
投稿: iso | 2015年10月 4日 (日) 16時16分
こんにちは。
お尋ねありがとうございます。
Swiftのハンドルバーバッグはクリックフィックスの純正台座を付ける限りでは、セイフティブレーキはそれほど問題なく取り付けられます。
ブレーキのモデルにもよるとは思いますが、テクトロ、それにTRPのブレーキレバーの場合はブレーキの角度をやや下側(水平から45度程度下げ)にする必要がありますが、実用上問題はありません。
ここのクリアランスが小さい場合はクリックフィックスなら突き出し寸法を延長することもできますので、取り付けは可能かと思います。
投稿: | 2015年10月 4日 (日) 22時49分
こんにちは。
ご丁寧にありがとうございます、とても参考になります。
画像ではあまりクリアランスがないように見え無理かなあと思っておりました、さっそくカラーリングを考えたいと思います^-^
ありがとうございます。
投稿: iso | 2015年10月 7日 (水) 22時47分