Swift Industries/Paloma Handlebar Bag

さて、リクセンカウル化の最後のステップ。

届きましたよ、アメリカはシアトルのSwift IndustriesのPaloma　Handlebar Bag。

スイフト・インダストリーズは少人数で旅行用自転車のためのバッグを作っている工房だ。インダストリーズなんて社名にあるから、大工場？と思ったらそうではないみたい。

最大の特徴は決まった形ではあるけれど、各部分の材質や色が選べるというところ。

組合せは無数にあるので、自分のオリジナルの組合せが可能というわけだ。しかも、旅行用とある通り、最近西海岸ではやっているというランドナータイプの自転車に組み合わせて使う、どちらかと言えばトラディショナルな感じのデザインになっている。

しかし、そのデザインや構造は日本の石頭コンサバのそれではなく、コーデュラナイロンの外殻に、防水素材であるX-Pacを組み合わせるという、ネオクラシコ、というかそういう作りになっている。X-Pac防水素材のベースに、高強度のポリエステルの糸を斜め格子に織込んだ、新しいリップストップだね。

伝統的なランドナーバッグもあるし、大容量のポーターバッグ、それにいろんなパニアバッグもある。ロールトップといって、袋の口をぐるぐる巻いて、その上にフラップを掛けて防水性を高めるというタイプが多いのは、雨の多いシアトルならでは。話はそれるけど、ウチの家も輸入住宅でアメリカの構造そのままだけど、仕様は日本の気候に合うシアトル型だもんね。

何より、ナイロンのViviｄな発色をそのまま生かした、石頭コンサバ感覚では絶対できない色の組合せがある。やっぱり楽しくなくちゃね！というジェリービーンズの詰め合わせみたいな色。Ready Madeということでサイトに表示されているKing Fisherというモデルは彩度の高いターコイズブルーに、ちょっとレンガ色っぽい赤の組合せで、カワセミだ～。(でもなんとなく、インドビールのKing Fisherを思い出しちゃうのが…）

さて、発注はウェブサイトから。

https://www.builtbyswift.com/

最初に日本までの送料が表示されないので、メールを送ったら、サイトの写真にも出てるデザイナーのMartinaさんから速返があって、ちょっとびっくり。送料は仮でもいいので注文手続きを進めていくと出てくるとか。

で、いろいろ悩んでから、発注スタート。

パロマ・ハンドルバーバッグは①本体と②フロントポケット、③トリムテープ、それに④縫い糸の４つの部分の指定が可能になっている。本体とポケットの素材はナイロンがメインだけど、クラシックにオイルド・コットンを選ぶこともできる。

自分は実用性重視なので、ナイロンにして、①ロイヤルブルー②ブラウン③ブラウン④レッドということで、半分石頭コンサバ的なコンフィギュレーションにした（笑）。取り付けるバイクのフレームカラーを意識するとこうなっちゃったというわけだけど、もっとヴィヴィッドな色が良かったかなあ。

スイフトのサイトには、「発送は受注から１カ月後。私たちの納期は正確だから（問合わせの）メールは不要よ！」と書いてある。

そんで待っていたら、きっかり１月後に発送通知が来た。自分は一番安いUSPS（アメリカ郵便公社）のFirst Class International Mail(要は郵便小包）にしたが、ちゃんとトラッキングナンバーが付いてて、10月21日にシアトルの市内から発送され、その後南のケントに送られ、24日にはロサンゼルスの郵便局を出た、というところまで分かった。

ところがその後USPSから何のアップデートもない。そういえば、と思ってスイフトからのメールを見ると、発送はUSPS INTL_SURFACEとある。Surface？今時船便だった？？と思ったが、USPSから日本への船便なんてとうに廃止されている（今は航空便のみ）。

USPSの配送はあまり評判がよろしくないので、いつ着くか…と思っていたら届きましたよ。発送から8日目の29日。悪くないぞ、USPS。

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