ハンドルバーバッグのリクセンカウル化
ロードバイクだけだと、フロントのハンドルバーバッグは必要ないんだけど、ツーリングとかランドナーで走っているとやっぱりフロントバッグは必要になる。やっぱり写真とか撮りながらのポタリングやツーリングだと、バックパックやサドルバッグからカメラやレンズを取り出すのは面倒だしね。
↑いきなり完成の図。伝統的なデザインのランドナーにちょっとアヴァンギャルドなデザインのバッグが付いてる感じ。
こないだ山梨のワイン街道ツーリングでも、フロントバッグは地図代わりのXperia Z Ultraを取り出す回数が多いので、やはりフロントバッグは重宝した。
今使っているフロントバッグは台湾に仕事で良く行っていた時に高雄のGIANTの直営ショップで買った「PhotoRider」というカメラ用のバッグだ。カメラ用ということもあって、内側に衝撃吸収用のインナーバッグが入っていたり、全面がカーボン柄のプラスティックの一体成型品だったりと、デザイン的にも面白い。(とはいえ、もうとうに絶版になってるみたいだけど)
ところが、玉にキズというかダメなのがマウント用のアダプターで、ハンドルバーをクランプする強度が弱く、どうしても「オジギ」してしまう。自分は特にインラインブレーキを使っているので、オジギするとせっかくのインラインブレーキが使えなくなってしまい、安全上も良くない。それに取り付け部分の樹脂が若干柔らかいので、全体的な強度としてもちと心配なのだ。
そこで、以前から考えていた「リクセンカウル化」を実行することにした。
リクセンカウルはドイツの自転車用バッグのメーカーだが、この会社のバッグと取り付けアダプタのシステム「クリックフィックス」の出来がいいので、どんどん業界標準化してきており、同じくドイツのオルトリーブ、フランスのジルベルソー(旧ソローニュ)や、アメリカのスイフト・インダストリーズなんてイケてるバッグメーカーが互換性のあるアダプタを自社の製品に取り付けており、クリックフィックスシステムが使えるということになってきている。
クリックフィックスという名前でわかる通り、ワンタッチでバッグの取り付け・取り外しができる。それに何より、ハンドルバーの固定アダプタはワイヤーでオジギを防止する仕組みになっているのだ。
というわけで、今回の対策は大雑把にいうと、PhotoRiderのGIANTの独自アダプタを取り外して、クリックフィックス対応のアダプタ(受け具)を取り付け、持っている自転車間で共通化しようという魂胆だ。クリックフィックス化する受け具(KM811)は別売りで千円強で買えるので、これを取り付ければいかなる鞄もリクセン化することができる…ということになっている。
ところが、最近リクセンカウルもこんなアダプタを売っていては、自分の会社のバッグが売れないということで、純正アダプタは入手できなくなった。少なくとも大手通販では入手できないし、都内の自転車店でも見つけられなかった。
ところが捨てる神あれば拾う神あり、でサードパーティーであるBAUM社製のアダプタは入手できた。イッカンドウさんありがとうございますぅm(_ _)m。
これが純正部品と同じくらい評判がいいので、早速交換作業に取り掛かった。
と言っても、言うほどの工程ではなく、これまで付いていたアダプタがリベット方式だったので、ニッパーで座金を切り取って外す。後は念のため補強用のプラスティック板(ダイソーで買ったバインダーの板を切った)を挟んで穴を開け、付属のボルトで裏側と表側の樹脂製プレートを挟んで出来上がり。全体が布製のバッグだと型崩れが起きるので、取り付け部分を含めて樹脂板で補強とかしないといけないが、このバッグはもともとこういう取り付け方を想定している製品なので、取り付けが終わってしまえば全く問題はなかった。
↑問題のフロントバッグPhotoRiderとリクセンカウル、BAUMのアダプター。
↑これがGIANTの独自規格の受け具。ちょっと柔らかいプラスティック。
↑裏からリベットを切り取って古いアダプタを外したところ。4点固定なんだけど、もちろんネジ位置が違う。この後補強板を入れて一挙にドリルで穴開け。
↑バッグ内部から裏側のプレートを見たところ。3mmのヘキサゴンボルトを使って締めあげる構造。
↑外側から見たBAUMの受け具。こちら側からはボルトは見えず、スッキリしてますな。
↑リクセンカウルのアダプタ(KF810)を取り付けてみたところ。赤いボタンを押すとリリースされる構造。
↑ハンドルバーにKF810を取り付けてみたところ。黒いオジギ防止用ワイヤー(ビニールコティングされてます)が見えます。
↑取り付け完了。上から見ても結構スッキリしてます。
結果は大変ナイスだった。
もともとリクセンのバーハンドル側のアダプタのクランプ力は強力で、これだけでもオジギしにくい位だ。それにアダプタ自体がワイヤーを使ってステムからぶら下がっているので、クランプが下に回ってしまうことはない。耐荷重7kgということだが、もうちょっとイケるかもね。流石にドイツ製なので、プラスティック製だけどシッカリ感はあって安心だ。良いのは全体に小振りなつくりになっていることで、ごちゃごちゃしがちなステム周辺の他の部品を邪魔しないし、デザイン的にもいい感じだ。
インラインブレーキとの干渉があって、もしかしたら別売り部品のエクステンダーを使ってバッグをハンドルから離す必要があるかなあ、と心配したが、それもクリアできた。
↑インラインブレーキも問題なく引けますな。但し角度によっては盛大に干渉するかな。
着脱が簡単になって、しかもきちんと固定されるということで一挙両得な感じ。
あとは自分の使い方で耐久性がどこまであるか、だけど補修部品もしっかりしているみたいだから問題ないと思う。
というわけで、PhotoRiderはランドナー月光I号と、ポケットロケットで共用が可能になったという次第。
Copyright/BigKat2014
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投稿: ブランド偽物 | 2020年5月 7日 (木) 21時21分