ベトナムの強い女性たちについて
ベトナムで求人すると、職種によって男女比に大きな差が出ることがあります。といっても、日本でも職種によって女性が多いなんてことはよくあることだとは思いますが、選考してみたら女性ばかりになってしまったという事がままあるのがベトナムです。特に経理については、男性候補者も来たんですけど、女性の候補者に比べるとイマイチで、結局4人いる現地スタッフはみんな女性になってしまい、部長だけが親会社から派遣された男性という結果に。すっかり「〇○部長のハーレム」という感じになっています。
この経理には女性マネージャーが二人、両方とも30代後半のお姐さんなんですが、この二人の月給は800ドル前後、現地スタッフとしてはかなりの高給取りです。一人は---英語名でジェシカといいますが---シングルマザーで二人の娘持ち、しかも華僑系で英語に加えて中国語もネイティブに話しますので、多分一族でも一番の稼ぎ手のはずです。もう1人---ファムさんといいます---こっちはも会計主任の資格持ってて英語しゃべるので、一家では一番稼ぐ「大黒柱」の様です。稼頭男ならぬ、稼頭女、です。
で、この二人はなかなかオシャレで、ファッションにふんだんにお金使ってるみたいです。ジェシカは若干パンク入ってまして、ピッチリしたショッキングピンクのTシャツにグリーンのジーンズ+ピンハイヒールなんてコーディネートをしてきます。体型がおばさんですが、そんなことは気にしません。正直採用当初、「彼女は妊娠しているのではないか」といぶかったこともあります(^_^;)。 ファムちゃんの方はどっちかっていうと「ベトナム高級クラブのママ風」ルックが多いです。黒のワンピース&シルクの派手メ花柄スカーフ+網タイツという感じだったりして、ある意味シックなんですが、日本人感覚からすると「おミズ入ってるなあ」と言うのが正直な印象です。
まあベトナムでの衣料品は恐ろしく安いことが多いし、変にブランド品買うよりオーダーメイドする方が安いので、主にファムちゃんの方はオーダーみたいに思います。ジェシカだとテーラーメイドのパンクってないですからね。しかしこの二人は明らかに競っている。
この二人が日替わりで新しいコーディネートで来るので、若いアシスタントの女性二人は雰囲気的にも経済的にも圧倒されており、あんまり頑張って来ません。「お金は無いけど若さがあるもの」ってところでしょうか。で、ベトナムの野郎どもに聞くと「ベトナムでは細くて痩せた娘より、ちょっと太った娘の方に人気がある」ということで、中年になって円熟味(&重量)を増したジェシカやファムちゃんの方がベトナム男尺度的エロレベルは高いっつーことでしょうか。だから体型はっきりルックなんだ~(納得)。
ちなみにベトナム女性は美白大好きです。日焼けにはみんな非常に気を使っており、バイクに乗るときは巨大サングラスにマスク、更にパーカのフードをかぶって首筋を防御し、長い手袋で腕もガード、というのが常識です。これをやってないのはまだ目覚めてないコムスメか、もうオンナをあきらめちゃったオバちゃんかのどっちかです(笑)。この、まだ/もうオンナじゃない老若に共通しているのが「アオババ」というパジャマ風の上下を着ていること。まあジェシカやファムちゃんは多分やらない世界ですね(笑)。
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