<ケムカラメンことバインフランことプリンの件>
ベトナム料理といわれてフツーの日本人が思うのは生春巻きに麺のフォー、それからフランスパンのサンドイッチ、バインミーくらいでしょうか。
でも、いざベトナムに観光旅行でもしようということになって、ガイドブックを開くと「ほほう」と思うのがバインフランことプリンで、ベトナムでは一般的なおやつという位置づけになってますな。
確かにカフェでもバインフランは定番になってますし、近所の生鮮食料品店コープフードに行っても、冷蔵ケースの中に2個とか6個で1万~2万ドン(50-100円)のバインフランが売られてます。このプッチンプリン風のお手軽バインフランも馬鹿にできない濃さを持ってて、日本風のあっさりプリンとは一線を画すクリーミーな味わいになってます。
さて、ホーチミンにはいろんな振り売り・屋台が入り乱れているわけですが、最近会社のビルの横にお昼時だけ出現する屋台があります。要するにサラリーマンやOLのお昼時需要を狙ったものなんですが、この屋台にもバインフランが売られていることに気づきました。1個5千ドン(25円!)もしますから、コープフードの6個1万5千ドンからすると結構高めです。カップも小さめで、なんだかこれっぽっち感あるんですが、毎日見てるとあっという間に売り切れるので、「もしかして旨いのかもしれない」と思ったので買ってみました。
さて、結構きっちりはまったふたをはずすと、やや気泡の浮いたまさしくまじめに作ったプリンの風情。
おまけでくれるプラスティックのスプーンを差し入れると、下のカラメルソースがじんわり浮いてきます。これを一口食べると、なかなかの味です。更にクリーミー感というか卵の香り。更にカラメルソースがちょい苦めなのが泣かせます。これは技がある。
しかし、ベトナムでは「混んでいる店は旨い」というのは鉄則ですね。逆にすいている店はそうでもない。混んでいるのは屋台でも露店でも旨いものは旨い、という意味で一貫してますね。いやいや、こりゃいいですわ。
Copyright BigKat2009
最近のコメント